海外食品添加物規制早見表
【国・地域名】 シンガポール
【添加物名】 カラギナン
【英名】
Carrageenan and Furcelleran
【別名】
-
【INS番号】
407
【品目番号/関連法規】
6th Schedule
【機能】
乳化剤・安定剤
【使用基準】
必要最小量で使用可能(食品規則の個別食品基準で禁止されている場合を除く)
【使用基準出典元 URL】
https://sso.agc.gov.sg/SL/SFA1973-RG1?DocDate=20170614&ProvIds=Sc6-#Sc6-
【成分規格】
食品規則集に規格が定められているのは少なく、ないものはJECFA規格に準拠する。
CARRAGEENAN:FAO JECFA Monograph 16
INS: 407
別名: Irish moss gelose (from Chondrus spp.)、Eucheuman (from Eucheuma spp.)、Iridophycan (from Iridaea spp.)、Hypnean (from Hypnea spp.)、Furcellaran or Danish agar (from Furcellaria fastigiata)
定義: 紅藻綱(Rhodophyceae)の特定の種から得られる、ハイドロコロイド特性を有する物質。
カラギナンの主な商業的供給源は、紅藻綱に属する以下の科および属である:
フルセラリア科(例:フルセラリア属)
ギガルティナ科(例:コンドラス属、ギガルティナ属、イリダエ属)
ヒプネア科(例:ヒプネア属)
フィロフォラ科(例:フィロフォラ属、ギンモゴングルス属、アンフェルティア属)
ソリエリア科(例:エウケウマ属、アナテカ属、メリストテカ属)
カラギナンは、主にガラクトースおよび3,6-アンヒドロガラクトース多糖類のアンモニウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム硫酸エステルからなる水溶性高分子である。これらのヘキソースは共重合体内でα-1,3結合とβ-1,4結合が交互に連鎖している。カラギナン中に存在する陽イオンの相対比率は加工過程で変化し、いずれか一方が優勢となる場合がある。
カラギナンに存在する主な多糖類は、カッパ・イオタ・ラムダカラギナンと分類される。カッパカラギナンは主にD-ガラクトース-4-硫酸と3,6-アンヒドロ-D-ガラクトースの交互重合体である。イオタカラギナンは類似しているが、3,6-アンヒドロガラクトースが炭素2位で硫酸化されている点が異なる。カッパカラギナンとイオタカラギナンの間には、炭素2位の硫酸化度合いの異なる中間組成の連続体が存在する。ラムダ-カラギナンでは、交互に連なる単量体単位は主にD-ガラクトース-2-硫酸(1,3結合)とD-ガラクトース-2,6-ジ硫酸(1,4結合)である。カラギナンは海藻から水または水性の希薄アルカリ溶液への抽出によって得られる。
カラギナンは、アルコール沈殿法、ドラム乾燥法、または塩化カリウム水溶液中での沈殿とそれに続く凍結によって回収される。回収および精製に使用されるアルコールは、メタノール、エタノール、およびイソプロパノールに限定される。市販品には、標準化を目的とした糖類、特定のゲル化または増粘特性を得るための塩類、またはドラム乾燥工程から持ち越された乳化剤が含まれる場合がある。
性状: 帯黄色または茶色~白色の、粗い~細かい粉末で、ほとんどにおいが無い。
機能分類: 増粘剤、ゲル化剤、安定剤、光沢剤
溶解性: 合格
硫酸塩試験: 合格
ガラクトース・無水ガラクトース試験: 合格
ハイドロコロイドおよび主たる共重合体の同定: 合格
赤外吸収: 合格
乾燥減量: 12%以下
pH: 8~11
粘度: 5 cP以上
硫酸塩: 15~40%(乾燥物換算、SO42-として)
総灰分: 15~40%(乾燥物換算)
酸不溶性灰分: 1%以下
酸不溶物: 2%以下
残留溶媒: 0.1%以下(エタノール、イソプロパノール、メタノール:単独・合計)
一般生菌数: 5,000 CFU/g以下
サルモネラ: 陰性
大腸菌: 陰性/g
ヒ素: 3 mg/kg以下
鉛: 5 mg/kg以下
カドミウム: 2 mg/kg以下
水銀: 1 mg/kg以下
【成分規格出典元 URL】
https://www.fao.org/fileadmin/user_upload/jecfa_additives/docs/monograph16/additive-117-m16.pdf
- 作成日: 2025.07.11
- 更新日: 2025.10.23
