【英名】
Carotenal, beta-apo-8′-
CI Food Orange 6
CI (1975)No. 40820

【INS番号】
160e

【使用基準】
＜INS 160a(i), 160a(iii), 160e, 160f＞
・01.1.4　風味付き液体乳飲料：　150 mg/kg以下 *52,127,402
・01.3.2　飲料ホワイトナー：　100 mg/kg以下 *XS250,XS252
・01.4.4　クリーム類似品：　20 mg/kg以下
・01.5.2　粉乳・粉末クリーム類似品：　100 mg/kg以下 *XS251
・01.6.1　未熟成チーズ：　100 mg/kg以下 *489,490,XS273
・01.6.2.1　皮を含む熟成チーズ：　100 mg/kg以下 *458,500,XS208,XS278
・01.6.2.2　熟成チーズの皮部：　500 mg/kg以下
・01.6.2.3　粉末チーズ：　100 mg/kg以下
・01.6.4　プロセスチーズ ：　100 mg/kg以下
・01.6.5　チーズ類似品：　200 mg/kg以下
・01.7　乳製品ベースのデザート：　100 mg/kg以下
・02.1.2　植物油脂：　25 mg/kg以下 *356,508,XS33
・02.1.3　動物油脂：　25 mg/kg以下 *356,508,XS329
・02.2.1　バター　：　25 mg/kg以下 *146291
・02.2.2　脂肪スプレッド・乳製品脂肪スプレッド・スプレッドまたは原料用の混合スプレッド：　35 mg/kg以下
・02.3　主に水中油型の脂肪エマルション：　200 mg/kg以下
・02.4　脂肪ベースのデザート：　150 mg/kg以下
・03.0　食用氷：　200 mg/kg以下
・04.1.2.3　酢漬け・油漬け・塩水漬け果物：　1000 mg/kg以下
・04.1.2.4　缶詰・瓶詰果物：　200 mg/kg以下 *104
・04.1.2.5　ジャム・ゼリー・マーマレード：　500 mg/kg以下
・04.1.2.6　スプレッド・原料用果物ベースのスプレッド：　500 mg/kg以下
・04.1.2.7　砂糖漬け果物・ツヤかけ果物・結晶化果物：　200 mg/kg以下
・04.1.2.8　果肉・果物ピューレ・果物トッピング・ココナッツミルクを含む果物調製品：　100 mg/kg以下 *182
・04.1.2.9　果物ベースのデザート：　150 mg/kg以下
・04.1.2.10　発酵果物製品：　500 mg/kg以下
・04.1.2.11　果物フィリング：　100 mg/kg以下
・04.2.1.2　表面処理生鮮野菜・海藻・ナッツ・種子：　500 mg/kg以下 *4,16
・04.2.2.2　乾燥野菜・海藻・ナッツ・種子：　1000 mg/kg以下
・04.2.2.3　酢漬け・油漬け・塩水漬け・醤油漬け野菜・海藻：　50 mg/kg以下
・04.2.2.4　缶詰・瓶詰・レトルトパウチ入り野菜・海藻：　50 mg/kg以下
・04.2.2.5　野菜・海藻・ナッツ・種子のピューレ・スプレッド：　50 mg/kg以下
・04.2.2.6　野菜・海藻・ナッツ・種子のパルプ（どろどろしたもの）・調製品：　50 mg/kg以下 *92
・04.2.2.7　発酵野菜・海藻製品：　50 mg/kg以下
・05.1.3　ココアベースのスプレッド、スプレッド・フィリング・原料用：　100 mg/kg以下 *XS86
・05.1.4　ココア・チョコレート製品：　100 mg/kg以下 *183
・05.1.5　模造チョコレート・チョコレート代替品：　100 mg/kg以下
・05.2　キャンディ・ヌガー・マジパンを含む菓子類：　100 mg/kg以下 *XS309R
・05.3　チューインガム：　100 mg/kg以下
・05.4　飾り・トッピング・スィートソース：　100 mg/kg以下
・06.3　朝食用シリアル：　200 mg/kg以下
・06.4.3　調理済みのパスタ・麺・類似の製品：　200 mg/kg以下 *153474
・06.5　穀物・デンプンベースのデザート：　150 mg/kg以下
・06.6　バッター：　500 mg/kg以下
・07.1.2　クラッカー（スイートクラッカーを除く）：　1000 mg/kg以下
・07.1.3　その他の通常のベーカリー製品：　100 mg/kg以下
・07.1.4　パンタイプの製品：　200 mg/kg以下 *116
・07.1.5　蒸しパン・バンズ：　100 mg/kg以下 *216
・07.2　高級ベーカリー製品・ミックス：　100 mg/kg以下
・08.1.2　ひき肉処理された生鮮食肉・家禽肉・猟鳥獣肉：　100 mg/kg以下 *4,16
・08.3.1.1　ひき肉処理された食肉・家禽肉・猟鳥獣肉の漬けた（塩漬けを含む）未加熱加工品：　100 mg/kg以下 *16
・08.3.1.2　ひき肉処理された食肉・家禽肉・猟鳥獣肉の漬けた（塩漬けを含む）乾燥未加熱加工品：　20 mg/kg以下 *16
・08.3.1.3　ひき肉処理された食肉・家禽肉・猟鳥獣肉の発酵未加熱加工品：　20 mg/kg以下 *16
・08.3.2　ひき肉処理された食肉・家禽肉・猟鳥獣肉の加熱加工品：　20 mg/kg以下 *16,XS88,XS89,XS98
・09.1.1　生鮮魚：　300 mg/kg以下 *4
・09.1.2　生鮮軟体動物・甲殻類・棘皮動物：　100 mg/kg以下 *4,16, XS292,XS312,XS315
・09.2　加工魚・魚製品：　100 mg/kg以下 *95,304,XS36,XS92,XS95,XS165,XS167,XS189,XS190,XS191,XS222,XS236,XS244,XS292,XS311,XS312,XS315″
・09.3　半保存魚・魚製品：　100 mg/kg以下 *95,XS291
・09.4　缶詰を含む完全保存の魚・魚製品：　100 mg/kg以下 *95,XS3,XS37,XS70,XS90,XS94,XS119″
・10.1　生鮮卵：　1000 mg/kg以下 *4
・10.4　卵ベースのデザート：　150 mg/kg以下
・11.4　その他の糖類・シロップ：　50 mg/kg以下 *217
・12.2.2　調味料：　500 mg/kg以下
・12.4　マスタード ：　300 mg/kg以下
・12.5　スープ・ブロス ：　300 mg/kg以下 *341
・12.6　ソース・類似製品：　500 mg/kg以下 *XS302
・12.7　サラダ・サンドイッチスプレッド ：　50 mg/kg以下
・13.3　特殊医療目的のダイエット食品：　50 mg/kg以下
・13.4　痩身・減量用食事処方：　50 mg/kg以下
・13.5　ダイエット食品：　300 mg/kg以下
・13.6　栄養補助食品：　300 mg/kg以下
・14.1.4　水性風味飲料：　100 mg/kg以下 *127
・14.2.2　リンゴ酒・洋ナシ酒：　200 mg/kg以下
・14.2.4　ブドウ以外のワイン：　200 mg/kg以下
・14.2.6　アルコール分が 15% を超える蒸留スピリット飲料：　200 mg/kg以下
・14.2.7　香り付きアルコール飲料：　200 mg/kg以下
・15.1　ジャガイモ・穀物・小麦粉・デンプンベースのスナック：　100 mg/kg以下
・15.2　加工ナッツ・風味付き加工種子ベースのスナック：　100 mg/kg以下
 
Note 4：製品の装飾、刻印、マーキング、またはブランディングにのみ使用
Note 16：果物・野菜・肉・魚のつや出し・コーティング・装飾のみに使用
Note 52：チョコレートミルクを除く
Note 92：トマトベースのソースを除く
Note 95：規格外食品用：すり身、魚卵製品のみに使用
Note 104：特定の果物缶詰のコーデックス規格規格（CODEX STAN 319-2015）に適合する缶詰洋ナシ（特別なホリデーパックでの使用を除く）・缶詰パイナップルを除く
Note 116：ドウにのみ使用
Note 127：消費者提供ベース
Note 146：β-カロテン（合成）（INS 160a(i)）のみ
Note 153：即席麺のみに使用
Note 182：ココナッツミルクを除く
Note 183：表面の飾りにのみに使用
Note 216：トウモロコシベースの製品のみに使用
Note 217：トッピングでの使用（300 mg/kg）を除く
Note 291：beta-apo-8′-carotenal (INS 160e)、beta-apo-8′-carotenoic acid、methyl or ethyl ester (INS 160f)の使用（35 mg/kg）を除く
Note 356：バージンオイルまたはコールドプレスオイルを除く
Note 402：発酵乳に関する公衆衛生省の通知および発酵乳の基準（CODEX STAN 243-2003）に適合する製品で100 mg/kgで使用
Note 458：チェダーチーズ（CXS 263-1966）、ダンボ（CXS 264-1966）、エダム（CXS 265-1966）、ゴーダ（CXS 266-1966）、ハバルティ（CXS 267-1966）、サムソー（CXS 268-1966）、エメンタール（CXS 269-1967）、ティルジター（CXS 270-1968）、サンポーラン
（CXS 271-1968）、プロヴォーネ（CXS 272-1968）、クーロミエ（CXS 274-1969）、カマンベール（CXS 276-1973）、およびブリ（CXS 277-1973）の基準に適合する製品にのみ、チーズマスでの使用は除外され、単独または組み合わせで35 mg/kg
Note 474：即席麺の基準（CXS 249-2006）に適合する製品において、ベータカロチン、ブレイクスレア・トリスポラ（INS 160a(iii)）を1000 mg/kg、カロテナール、ベータ-アポ-8’（INS 160e）を200 mg/kg、カロテノイド酸、エチルエステル、ベータ-アポ-8’（INS 160f）を1000 mg/kgの使用は除外
Note 489：未熟チーズの一般基準（CXS 221-2001）に適合する製品において、ベータカロチン（合成）（INS 160a(i)）は25 mg/kg、カロテナール（ベータ-アポ-8’）（INS 160e）およびカロテノイド酸、エチルエステル（ベータ-アポ-8’）（INS 160f）はそれぞれ35 mg/kgの使用が許可。ただし、ベータカロチン、ブレイクスレア・トリスポラ（INS 160a(iii)）の使用は規定されていない。
Note 490：クリームチーズの基準（CXS 275-1973）に適合する製品において、ベータカロチン（合成）（INS 160a(i)）、ベータ・ブレイクスレア・トリスポラ（INS 160a(iii)）、カロテナール（ベータ-アポ-8’）（INS 160e）、およびカロテノイド酸、エチルエステル（ベータ-アポ-8’）（INS 160f）の使用は、単独または組み合わせで35 mg/kgまで許可
Note 500：チーズの一般基準（CXS 283-1978）に適合する製品において、ベータカロチン（合成）（INS 160a(i)）は25 mg/kg、カロテナール（ベータ-アポ-8’）（INS 160e）およびカロテノイド酸、エチルエステル（ベータ-アポ-8’）（INS 160f）はそれぞれ35 mg/kgの使用が許可。ただし、ベータカロチン、ブレイクスレア・トリスポラ（INS 160a(iii)）の使用は規定されていない。
Note 508：加工中に失われた天然色素のため、または色の標準化のみの目的
Note XS3：サケ缶詰のコーデックス規格（CODEX STAN 3-1981）に適合する製品を除く
Note XS33：オリーブ油・オリーブポマス油のコーデックス規格（CODEX STAN 33-1981）に適合する製品を除く
Note XS36：骨抜きなし・内臓除去の急速冷凍魚のコーデックス規格 (CODEX STAN 36-1981) に適合する製品を除く
Note XS37：エビ缶詰のコーデックス規格（CODEX STAN 37-1991）に適合する製品を除く
Note XS70：マグロ・カツオ缶詰のコーデックス規格（CODEX STAN 70-1981）に適合する製品を除く
Note XS86：ココアバターのコーデックス規格（CODEX STAN 86-1981）に適合する製品を除く
Note XS88：コンビーフのコーデックス規格（CODEX STAN 88-1981）に適合する製品を除く
Note XS89：ランチョンミートのコーデックス規格（CODEX STAN 89-1981）に適合する製品を除く
Note XS90：カニ肉缶詰のコーデックス規格（CODEX STAN 90-1981）に適合する製品を除く
Note XS92：急速冷凍エビのコーデックス規格（CODEX STAN 92-1981）に適合する製品を除く
Note XS94：イワシ・イワシタイプ製品缶詰のコーデックス規格（CODEX STAN 94-1981）に適合する製品を除く
Note XS95：急速冷凍ロブスターのコーデックス規格（CODEX STAN 95-1981）に適合する製品を除く
Note XS98：調理塩漬細切り肉のコーデックス規格（CODEX STAN 98-1981）に適合する製品を除く
Note XS119：ヒレ魚缶詰のコーデックス規格（CODEX STAN 119-1981）に適合する製品を除く
Note XS165：魚の切り身・魚のすり身・切り身と魚のすり身の混合物の急速冷凍ブロックのコーデックス規格 (CODEX STAN 165-1989) に適合する製品を除く
Note XS167：タラ科魚類の塩漬け魚・干し塩漬け魚のコーデックス規格（CODEX STAN 167-1989）に適合する製品を除く
Note XS189：乾燥フカヒレのコーデックス規格（CODEX STAN 189-1993）に適合する製品を除く
Note XS190：急速冷凍魚切り身のコーデックス規格（CODEX STAN 190-1995）に適合する製品を除く
Note XS191：急速冷凍生イカのコーデックス規格（CODEX STAN 191-1995）に適合する製品を除く
Note XS208：塩水漬けチーズの基準（CODEX STAN 208-1999）に適合する製品を除く
Note XS222：海水魚・淡水魚・甲殻類・軟体動物のクラッカーのコーデックス規格（CODEX STAN 222-2001）に適合する製品を除く
Note XS236：煮干し塩漬けイワシのコーデックス規格（CODEX STAN 236-2003）に適合する製品を除く
Note XS244：大西洋ニシンの塩漬け・スプラットの塩漬けのコーデックス規格（CODEX STAN 244-2004）に適合する製品を除く
Note XS250：無糖脱脂練乳と植物性脂肪の混合品のコーデックス規格（CODEX STAN 250-2006）に適合する製品を除く
Note XS251：脱脂粉乳と植物性油脂の混合粉末のコーデックス規格（CODEX STAN 251-2006）に適合する製品を除く
Note XS252：加糖脱脂練乳と植物油脂の混合品のコーデックス規格（CODEX STAN 252-2006）に適合する製品を除く
Note XS273：カッテージチーズのコーデックス規格（CODEX STAN 273-1968）に適合する製品を除く
Note XS278：超硬質グレーティングチーズのコーデックス規格（CODEX STAN 278-1978）に適合する製品を除く
Note XS291：チョウザメキャビアのコーデックス規格（CODEX STAN 291-2010）に適合する製品を除く
Note XS292：生きている生の二枚貝のコーデックス規格（CODEX STAN 292-2008）に適合する製品を除く
Note XS302：フィッシュソースのコーデックス規格（CODEX STAN 302-2011）および公衆衛生省告示（第203号）B.E. 2543 (2000) Re: フィッシュソースに適合する製品を除く
Note XS309R：ハラワ テヘニアのコーデックス地域規格 (CODEX STAN 309R-211) に適合する製品を除く
Note XS311：燻製魚・燻製風味の魚・燻製乾燥魚のコーデックス規格（CODEX STAN 311-2013）に適合する製品を除く
Note XS312：生きているアワビ・直接消費用・加工用の生の生鮮冷蔵・冷凍アワビのコーデックス規格(CODEX STAN 312-2013) に適合する製品を除く
Note XS315：生鮮・急速冷凍ホタテ製品のコーデックス規格（CODEX STAN 315-2014）に適合する製品を除く
Note XS329：魚油に関する公衆衛生省通知および魚油のコーデックス規格（CODEX STAN 329-2017）に適合する製品を除く

【使用基準出典元 URL】
https://food.fda.moph.go.th/media.php?id=575225582770593792&name=P444_EN.pdf

【成分規格】
※JECFA規格（正式にはタイFDAが告示されたもの）：
定義：主にオールトランス-β-アポ-8′-カロテナールで構成され、オールトランスクロセチンジアルデヒド、オールトランス-β-アポ-12′-カロテナール、オールトランス-β-カロテンなどの少量の他のカロテノイドを含む可能性がある。食品での使用を目的としたβ-アポ-8′-カロテナールの市販製剤は、これらの規格を満たすβ-アポ-8′-カロテナールから調製され、食用油、乳濁液、および水分散性粉末の懸濁液として配合される。これらの調製物はまた、シス異性体を含み得る。
化学式：C30H40O
定量値：総着色物質の96%以上。
溶解性：水に不溶、エタノールにわずかに溶ける、植物油にやや溶ける。
吸光度比：波長488nm/461nm：0.80～0.84。
カロテノイド試験：亜硝酸ナトリウムの5％溶液と0.5 M硫酸を連続して添加すると、試料のアセトン溶液の色が消える。
硫酸灰分：0.1%以下。
副成色素：総着色物質の3%以下。
鉛：2mg/kg以下。

【成分規格出典元 URL】
https://www.fao.org/fileadmin/user_upload/jecfa_additives/docs/monograph11/additive-111-m11.pdf