海外食品添加物規制早見表
【国・地域名】 韓国
【添加物名】 クロロフィル
【品目番号 / 関連法規】 ○
【キーワード】
葉緑素
【英名】
Chlorophyll
Magnesium chlorophyll
Magnesium phaeophytin
【INS番号】
140
【使用基準】
<使用不可食品>
1.自然食品[肉、魚介類、果物、野菜、藻類、マメ科植物の野菜と豆類、そしてそれらの単純な加工食品(皮むき、カット等)]
2.茶
3.コーヒー
4.唐辛子粉、細切り唐辛子
5.キムチ製品
6.コチュジャン、味付け唐辛子味噌
7.酢
<上記以外の食品>
必要最小量で使用可。
【使用基準出典元 URL】
https://www.mfds.go.kr/eng/brd/m_15/view.do?seq=72432
【成分規格】
定義:クロレラ科のクロレラ(Chlorea pyrenoides CHIKなど)、アカザ科のホウレンソウ(Spinacia oleracea L.)、ムラサキ科のコンフリー(Symphytum officinale LEDEB)、スピルリナ(Spirulina plalensis NORD.)、藍藻(GEITLERなど)をエチルアルコールまたはアセトン、イソプロピルアルコール、メチルアルコール、ヘキサンなどの有機溶媒で抽出して得られる色素である。その主要な色素成分はクロロフィルである。色価を調整し、品質を維持する目的で、希釈剤、安定剤、溶媒を加えることができる。
含量:クロロフィルのE10%1cm は表示値以上。
確認試験:(1)クロロフィルのn-ヘキサン溶液(1→100)は緑色で、415 nm、425 nm、660nm付近に吸収極大がある。
クロロフィルの表示値から色価600に変換される1gを量る。 100mLのn-ヘキサンに溶解すると、この溶液は緑色を示す。0.5mLの塩酸を混ぜて振ると、この溶液の色が黄色に変わる。
(2)1 gの重さを量り、クロロフィルの表示値から色価600に変換する。 100 mLのエタノールに溶解すると、この溶液は赤色の蛍光を発する。
(3)クロロフィルのn-ヘキサン溶液は、410〜430 nmおよび660〜670nm付近に吸収極大がある。
(4)1 gを秤量し、クロロフィルの表示値から色価600に変換し、30mLのn-ヘキサンに溶解する。 この溶液の2㎕を薄層クロマトグラフィーにシリカゲル(110℃で1時間加熱して活性化)を用いて調製した薄層プレートに滴下する。 展開溶媒としてn-ヘキサン:アセトン:tert-ブチルアルコール(10:1:1)の混合物を使用して、各プレートを10 cmまで展開し、空気中で乾燥させる。 Rf値は、0.3、0.4、0.65付近に黄緑色(クロロフィルb)、緑色(クロロフィルa)、灰色(フェオフィチン)の斑点を示す。 これらのプレートを暗い場所でUV光(366 nmの主波長)の下で観察すると、赤色の蛍光を示す。また、Rf値は、0.25付近と0.95付近に黄色(キサントフィル)と橙黄色(β-カロテン)の斑点を示す。 これらのプレートを暗い場所でUV光(366 nmの主波長)の下で観察すると、蛍光はまったく見られない。
ヒ素:4.0ppm以下。
鉛:5.0ppm以下。
カドミウム:1.0ppm以下。
水銀:1.0ppm以下。
残留溶剤:アセトン・イソプロピルアルコール・メチルアルコール・ヘキサン50ppm以下(単独・合計)、ジクロロメタン10ppm以下。
【成分規格出典元 URL】
https://www.mfds.go.kr/eng/brd/m_15/view.do?seq=72432
- 作成日: 2022.12.02
- 更新日: 2024.01.23