海外食品添加物規制早見表

タイ: トウガラシ色素

【国・地域名】 タイ  【添加物名】 トウガラシ色素

【品目番号 / 関連法規】 INS:160c(i)

【キーワード】
パプリカ、パプリカ色素、カプサンチン、カロチノイド

【英名】
PAPRIKA OLEORESIN

【INS番号】
160c(i)

【使用基準】
使用範囲:最大使用基準値
チーズ代用品:4400mg/kg
果物ベースのデザート:70mg/kg
飾り・トッピング・スイートソース:2500mg/kg
朝食用シリアル:1000mg/kg
バッター:3000mg/kg
パンタイプの製品:2000mg/kg
ひき肉処理された食肉、家禽肉、猟鳥獣肉の加工品で加熱処理されたもの:500mg/kg(フレーバー付きのみ。 )
調理済み魚類・魚製品:500mg/kg(フレーバー付きのみ。 )
調味料:10000mg/kg
すぐ食べられるスープ・ブロス:300mg/kg
スープ・ブロス用ミックス:10000mg/kg
ソース・ソース様製品:10000mg/kg
サラダ・サンドイッチスプレッド:100mg/kg

【使用基準出典元 URL】
https://food.fda.moph.go.th/law/data/announ_moph/V.English/P418_E.pdf

【成分規格】
※JECFA規格(正式にはタイFDAが告示されたもの):
‘定義:本品は、種子の有無にかかわらず、トウガラシCapsicum annuum L.の粉砕された果実のさやからなるパプリカの溶媒抽出によって得られ、このスパイスの主要な香味成分と着色成分を含んでる。主な香味成分はカプサイシンで、 主な着色成分は、カプサンチンとカプソルビンである。多種多様な他の着色化合物が存在することが知られている。 抽出に使用できる溶剤は、トリクロロエチレン、アセトン、プロパン-2-オール、メタノール、エタノール、ヘキサンのみである。溶剤は除去される。
化学式:カプサイシン C18H27NO3、カプサンチン C40H56O3、カプソルビン C40H56O4
定量値:ASTA色価ユニット500以上。
溶解性:水にほとんど不溶、エタノールに油性分離すると部分的に可溶、 グリセリンに不溶。
分光分析:ヘキサン、波長約470nmで吸収極大。
カラー反応:1滴の試料に2〜3滴のクロロホルムと1滴の硫酸を加えると、 濃い青色が生成される。
残留溶媒:ジクロロメタン・トリクロロエチレン30mg/kg以下(単独・合計)。アセトン30mg/kg以下。プロパノール-2-オール30mg/kg以下。メタノール50mg/kg以下。エタノール50mg/kg以下。ヘキサン25mg/kg以下。
カプサイシン:0.5%以下。
ヒ素:3mg/kg以下。
鉛:2mg/kg以下。

【成分規格出典元 URL】
https://www.fao.org/fileadmin/user_upload/jecfa_additives/docs/Monograph1/Additive-303.pdf


  • 作成日: 2022.12.01
  • 更新日: 2024.01.23