海外食品添加物規制早見表

米国: ポリソルベート60

【国・地域名】 米国  【添加物名】 ポリソルベート60

【キーワード】
ソルビトール、ソルビタン、エチレンオキシド、ポリオキシ、エーテル、分散、可溶化、ケーキ、ミックス、ドレッシング、ショートニング、オイル、チョコレート、ヨーグルト、麺、シーズニング

【英名】
POLYSORBATE 60

【別名】
PEG-20 SORBITAN STEARATE
POLYOXYETHYLENE SORBITAN MONOSTEARATE
PEG SORBITAN STEARATE
SORBITAN, MONOOCTADECANOATE, POLY(OXY-1,2-ETHANEDIYL) DERIVS.
SORBITAN, MONOSTEARATE, POLYOXYETHYLENE DERIVS.
POLYOXYETHYLENE (20) SORBITAN MONOSTEARATE

【INS番号】
435

【品目番号/関連法規】
21CFR§172.836

【機能】
清缶剤、乳化剤・乳化塩、香料・香料助剤、安定剤・増粘剤、界面活性剤

【使用基準】
ホイップ食用油トッピングに乳化剤として使用:ホイップ食用油トッピング完成品の重量の 0.4%以下。ソルビタンモノステアリン酸エステル,ポリソルベート65,ポリソルベート80と併用可能。ソルビタンモノステアリン酸エステルと併用する場合、それとの合計量がホイップ食用油トッピング完成品の重量の 0.4%を超えてもよいが、本品は0.77%以下で、ソルビタンモノステアリン酸エステルは0.27%以下でなければならない。
ケーキ・ケーキミックスに乳化剤として使用:乾燥重量ベースでケーキ・ケーキミックスの 0.46%以下。ポリソルベート 65,ソルビタンモノステアリン酸エステルと併用する場合、0.46% 以下でなければならず、ポリソルベート 65 は0.32%以下で、ソルビタンモノステアリン酸エステルは 0.61% 以下でなければならず、それらの乳化剤の合計量は乾燥重量ベースで、ケーキ・ケーキミックスの重量の 0.66%以下でなければならない。
非標準化菓子コーティング・標準化カカオ製品(CFR21§163.123、163.130、163.135、163.140、163.145、163.150 で指定)に乳化剤として使用:完成品の重量の0.5%以下。ソルビタンモノステアリン酸エステルと併用する場合、0.5% 以下でなければならず、ソルビタンモノステアリン酸エステルは1%以下で、それらの合計量は非標準化菓子コーティング・標準化カカオ製品の完成品の重量の1%以下でなければならない。
ケーキのアイシング(砂糖衣)・ケーキのフィリングに乳化剤として使用:ケーキのアイシング・ケーキのフィリングの重量の 0.46%以下。ポリソルベート 65,ソルビタンモノステアリン酸エステルと併用する場合、0.46%以下でなければならず、ポリソルベート 65 は0.32%以下で、ソルビタンモノステアリン酸エステルは 0.7% 以下でなければならず、それらの乳化剤の合計量はケーキのアイシング・ケーキのフィリングの重量の1%以下でなければならない。
砂糖タイプの菓子コーティングにより大きな濁度を付与する場合:砂糖コーティング完成品の重量の0.2%以下。
非標準化ドレッシングに乳化剤として使用:ドレッシング完成品の重量の 0.3%以下。
ショートニング・食用油に乳化剤として使用(法第 401 条に基づいて確立された識別基準がそのような使用を妨げない場合):ショートニング・食用油完成品の重量の1%以下。ポリソルベート 80と併用する場合、ポリソルベート 60 は1% 以下、ポリソルベート 80 は 1% 以下。ショートニング・食用油のプレミックス濃縮物の場合、前記の1%制限を超えてもよい。
飲料コーヒー用のミルク・クリーム代用品(固体状の食用植物性脂肪-水エマルジョン)に乳化剤として使用:食用植物性脂肪水エマルジョン完成品の重量の0.4重量%以下。ポリソルベート 65,ソルビタンモノステアリン酸エステルと併用可能。それらの乳化剤の合計量は食用植物性脂肪水エマルジョン完成品の重量の0.4重量%以下でなければならない。
混合アルコール飲料調整時にアルコール飲料に添加される非アルコールミックスに起泡剤として使用:非アルコールミックスの重量の4.5%以下。
酵母発酵ベーカリー製品にドウ調整剤として使用:使用小麦粉の重量の0.5%以下。
生の果物・野菜用の保護コーティング剤(流動パラフィン・パラフィンワックス製剤)に乳化剤として使用:必要最小量。ソルビタンモノステアリン酸エステルと併用可能。
人工的に甘味付けされたゼラチンデザート・人工的に甘味付けされたゼラチンデザートミックスに分散剤として使用:乾燥重量ベースで0.5%以下。
チョコレート風味シロップに乳化剤として使用:最終製品の0.05%以下。
粉末清涼飲料ミックスに天然・人工着色料の界面活性剤・湿潤剤として使用:ミックスの重量の4.5%以下。
砂糖ベースのゼラチンデザートミックスに天然・人工着色料の界面活性剤・湿潤剤として使用:ミックスの重量の0.5%以下。
人工的に甘味付けされたゼラチンデザートミックスに天然・人工着色料の界面活性剤・湿潤剤として使用:ミックスの重量の3.6%以下。
砂糖ベースのプディングミックスに天然・人工着色料の界面活性剤・湿潤剤として使用:ミックスの重量の0.5%以下。
人工的に甘味付けされたプディングミックスに天然・人工着色料の界面活性剤・湿潤剤として使用:ミックスの重量の0.5%以下。
アイスクリーム・フローズンカスタード・果物シャーベット・非標準化フローズンデザートに乳化剤として使用:フローズンデザート完成品の0.1%以下。ポリソルベート 65 ・ポリソルベート 80 と併用の場合、それらの添加物の合計はフローズンデザート完成品の0.1%以下。

【使用基準出典元 URL】
https://www.accessdata.fda.gov/scripts/cdrh/cfdocs/cfCFR/CFRSearch.cfm?fr=172.836

【成分規格】
本品は、ステアリン酸 (通常、主にパルミチン酸を含む) をソルビトールと反応させて、最大酸価 10 および最大水分含有量 0.2% の生成物を生成し、これを酸化エチレンと反応させることによって製造される。
ケン化価:45~55。
酸価:0~2。
ヒドロキシル価:81~96。
オキシエチレン含有量:65~69.5%。
※成分規格は無償公開されておらず、詳細はFood Chemicals Codex (https://www.foodchemicalscodex.org/)を購入し確認する必要がある。

【成分規格出典元 URL】
https://www.accessdata.fda.gov/scripts/cdrh/cfdocs/cfCFR/CFRSearch.cfm?fr=172.836


  • 作成日: 2023.12.06
  • 更新日: