【英名】
Rosemary extract

【別名】
－

【INS番号】
392

【品目番号/関連法規】
INS 392

【機能】
酸化防止剤（事業者の判断で酸化防止剤を選択可能）

【使用基準】
<使用可能な食品と最大使用量>
・2.1　本質的に水を含まない食用油（オリーブ油を除く）：　50 mg/kg以下
・2.2.1.3　マーガリン・類似製品：　75 mg/kg以下
・4.3.4　ジャム・チャツネ・関連製品を含む果物・野菜スプレッド：　50 mg/kg以下（ナッツバター、ナッツスプレッドのみ）
・5.4　アイシング・フロスティング：　20 mg/kg以下
・6.3　加工シリアル・ミール製品：　必要最小量で使用可能（穀物のバー、朝食用バー、朝食用シリアルのみ）
・6.4　小麦粉製品（麺・パスタを含む）：　10 mg/kg以下（a:小麦粉ベースのスナック、例：プレッツェル、フリッター、クラッカー、ならびに調理済みまたはインスタントの麺類およびパスタにのみ）
・6.4　小麦粉製品：　40 mg/kg以下（麺・パスタを含む）（b:小麦またはトウモロコシベースのトルティーヤのみ）
・7.1.2　パン粉：　40 mg/kg以下
・7.2　ビスケット・ケーキ・ペストリー：　40 mg/kg以下
・8.2　食肉・家禽肉・猟鳥獣肉製品（ホール・カット）：　15 mg/kg以下（a:脂質10%以下の肉、但し乾燥ソーセージを除く）
・8.2　食肉・家禽肉・猟鳥獣肉製品（ホール・カット）：　37.5 mg/kg以下（b:脂質10%以上の肉、但し乾燥ソーセージを除く）
・8.2.3　乾燥肉：　150 mg/kg以下
・8.3.2　生の未加工肉を含むソーセージ・ソーセージ肉：　40 mg/kg以下（a:生の未加工肉を含むソーセージのみ）
・8.3.2　生の未加工肉を含むソーセージ・ソーセージ肉：　100 mg/kg以下（a:乾燥ソーセージのみ）
・12　塩および調味料：　40 mg/kg以下（調味料ソース（例：ケチャップ、マヨネーズ、マスタード、レリッシュ）を除く）
・20.2　飲料以外の食品：　50 mg/kg以下（加工したナッツのみ）
・20.2.0.4　ソース・トッピング（マヨネーズ・サラダドレッシングを含む）：　50 mg/kg以下
・20.2.0.6　でんぷんをベースにしたスナック（根菜類、塊茎類、豆類およびマメ科植物から）：　20 mg/kg以下
※カルノソールとカルノシン酸の合計として
※食品中の酸化防止剤の割合（使用量／最大可能使用量）の合計が1を超えないこと

【使用基準出典元 URL】
https://www.legislation.gov.au/F2015L00439/2024-05-31/text

【成分規格】
※成分規格はFAO JECFA Monographs、United States Pharmacopeial Convention (2020) Food chemicals codex、Regulation (EU) No 231/2012に準拠すると規定されている。
定義：　ローズマリー抽出物は、主要な抗酸化物質としてフェノール性ジテルペン、カルノシン酸、カルノソールを含む。その他の成分としてトリテルペンやトリテルペン酸が含まれている。ローズマリー抽出物は、Rosmarinus officinalis Lの葉を乾燥・粉砕したものを食品グレードのアセトンまたはエタノールを溶媒として抽出して得られる。溶媒抽出後、濾過、溶媒の除去、乾燥、篩分を行い、微粉末を得る。最終製品を製造するために、追加の濃縮や沈殿工程の後、脱臭、脱色、食品グレードの希釈剤や担体を用いた濃度調整が行われることがある。
商業製品では、カルノシン酸およびカルノソールの総含有量を最大33％まで配合することが可能。
含量：　5%以上（カルノシン酸とカルノソールの合計）
性状：　ベージュ～淡茶色の粉末
溶解性：　水に不溶、植物性・動物性油脂に可溶
抗酸化物質/基準揮発性成分比：　15%以上
乾燥減量：　5%以下
残留溶媒：　アセトン　50 mg/kg以下
ヒ素：　3 mg/kg以下
鉛：　2 mg/kg以下

【成分規格出典元 URL】
https://openknowledge.fao.org/server/api/core/bitstreams/e38aeafd-8221-4d24-8362-fb86c5620f23/content