海外食品添加物規制早見表

シンガポール: ローズマリー抽出物
必ずお読みください

【国・地域名】 シンガポール  【添加物名】 ローズマリー抽出物

【英名】
Rosemary extract

【別名】

【INS番号】
392

【品目番号/関連法規】
3rd Schedule

【機能】
酸化防止剤

【使用基準】
(a) 乾燥肉: 150 ppm以下(カルノソールとカルノシン酸の合計として)
(b) 乾燥ソーセージ: 100 ppm以下(カルノソールとカルノシン酸の合計として)
(c) 食用植物油脂(オリーブ油を除く): 50 ppm以下(カルノソールとカルノシン酸の合計として)
(d) 魚油と藻油: 50 ppm以下(カルノソールとカルノシン酸の合計として)
(e) ラード、牛脂、鶏脂、羊脂、豚脂: 50 ppm以下(カルノソールとカルノシン酸の合計として)
(f) 乾燥ソーセージ以外の加工肉: (i) 脂肪含量10%以下 15 ppm以下(カルノソールとカルノシン酸の合計として、油脂当たり)、 (ii) 脂肪含量10%超 150 ppm以下(カルノソールとカルノシン酸の合計として、油脂当たり)
(g) 加工ナッツ(コーティングナッツ、ナッツミックスを含む): 200 ppm以下(カルノソールとカルノシン酸の合計として、油脂当たり)
(h) ソース、グレービーソース、ドレッシング、およびそれらのミックス: 100 ppm以下(カルノソールとカルノシン酸の合計として、油脂当たり)
(i) スナック — ジャガイモ、シリアル、小麦粉、またはデンプンベース(根菜、塊茎、豆類、マメ類): 50 ppm以下(カルノソールとカルノシン酸の合計として、油脂当たり)
(j) 野菜、ナッツ、種子のスプレッド: 200 ppm以下(カルノソールとカルノシン酸の合計として、油脂当たり)

【使用基準出典元 URL】
https://www.sfa.gov.sg/docs/default-source/tools-and-resources/resources-for-businesses/list-of-food-additives-permitted-under-food-regulations.pdf
https://sso.agc.gov.sg/SL/SFA1973-RG1?DocDate=20170614&ProvIds=Sc4-

【成分規格】
食品規則集に規格が定められているのは少なく、ないものはJECFA規格に準拠する。
定義: ローズマリー抽出物は、主要な抗酸化物質としてフェノール性ジテルペン、カルノシン酸、カルノソールを含む。その他の成分としてトリテルペンやトリテルペン酸が含まれている。ローズマリー抽出物は、Rosmarinus officinalis Lの葉を乾燥・粉砕したものを食品グレードのアセトンまたはエタノールを溶媒として抽出して得られる。溶媒抽出後、濾過、溶媒の除去、乾燥、篩分を行い、微粉末を得る。最終製品を製造するために、追加の濃縮や沈殿工程の後、脱臭、脱色、食品グレードの希釈剤や担体を用いた濃度調整が行われることがある。
商業製品では、カルノシン酸およびカルノソールの総含有量を最大33%まで配合することが可能。
含量: 5%以上(カルノシン酸とカルノソールの合計)
性状: ベージュ~淡茶色の粉末
溶解性: 水に不溶、植物性・動物性油脂に可溶
抗酸化物質/基準揮発性成分比: 15%以上
乾燥減量: 5%以下
残留溶媒: アセトン 50 mg/kg以下
ヒ素: 3 mg/kg以下
鉛: 2 mg/kg以下

【成分規格出典元 URL】
https://openknowledge.fao.org/server/api/core/bitstreams/e38aeafd-8221-4d24-8362-fb86c5620f23/content


  • 作成日: 2024.10.22
  • 更新日: