海外食品添加物規制早見表

ベトナム: 銅クロロフィリンナトリウム

【国・地域名】 ベトナム  【添加物名】 銅クロロフィリンナトリウム

【品目番号 / 関連法規】

【キーワード】
クロロフィリン、銅、銅葉緑素、葉緑素

【英名】
Chlorophyllins,
copper complexes,
sodium and
potassium salts

【INS番号】
141(ii)

【使用基準】
使用範囲:最大使用基準値
フレーバー付き液体乳飲料:50mg/kg(チョコレートミルクを除く。500mg/kgでの発酵乳飲料での使用を除く。)
未熟成チーズ:50mg/kg
皮を含む熟成チーズ:15mg/kg
熟成チーズの皮部:75mg/kg
粉末チーズ(もどして使うもの、チーズソース等):50mg/kg
果実・野菜・食肉等の入ったものを含むフレーバー付きプロセスチーズ:50mg/kg
チーズ代用品:50mg/kg
乳製品ベースのデーザート(プリン、フルーツヨーグルト、フレーバーヨーグルト等):500mg/kg
食品分類01.7乳製品ベースのデーザートを除く脂肪ベースのデーザート:500mg/kg
シャーベット及びソルベを含む食用氷:500mg/kg
酢・油・塩水漬け果物:100mg/kg(銅として。)
缶詰・瓶詰(低温殺菌済み)果物:100mg/kg(銅として。梨缶詰用の特別なホリデーパックでの使用以外の特定の缶詰フルーツに関するコーデックス規格(CODEX STAN 319-2015)に準拠する製品を除く。)
ジャム・ゼリー・マーマレード:200mg/kg
食品分類04.1.2.5 の製品を除く果物ベースのスプレッド(チャツネ等):150mg/kg
砂糖漬け果物:250mg/kg
果肉、ピューレ、フルーツトッピング、ココナッツミルクを含む果物の調製品:100mg/kg(銅として。ココナッツミルクを除く。)
フルーツ風味の水ベースのデザートを含む果物ベースのデザート:150mg/kg
発酵果物製品:100mg/kg(銅として。)
ペストリー用の果物フィリング:100mg/kg(銅として。)
加熱調理した果物:100mg/kg(銅として。)
野菜(キノコ類、根・塊茎、豆類・マメ科植物、アロエを含む)・海藻・種実類のピューレ・スプレッド(ピーナッツバター等):100mg/kg(銅として。)
食品分類04.2.2.5 以外の野菜(キノコ類、根・塊茎、豆類・マメ科植物、アロエを含む)・海藻・種実類のパルプ及び調製品(野菜のデザート・ソース・砂糖漬け野菜等):100mg/kg(銅として。トマトベースのソースを除く。)
食品分類 06.8.6、06.8.7、12.9.1、12.9.2.1、及び 12.9.2.3 の発酵大豆製品を除く発酵野菜(キノコ類、根・塊茎、豆類・マメ科植物、アロエを含む)・海藻製品:100mg/kg(銅として。)
加熱調理・油で揚げた野菜(キノコ類、根・塊茎、豆類・マメ科植物、アロエを含む)・海藻:100mg/kg(銅として。)
ココアミックス(シロップ):6.4mg/kg(銅として。)
フィリングを含むココアを主原料とするスプレッド:6.4mg/kg(銅として。ココアバターに関するコーデックス規格(CODEX STAN 86-1981)の製品を除く。)
ココア・チョコレート製品:700mg/kg(表面装飾のみに使用。)
イミテーションチョコレート・チョコレート代用品:700mg/kg
ハードキャンディ:700mg/kg
ソフトキャンディ:100mg/kg(Halawa Teheniaのコーデックス地域規格(CODEX STAN 309R-211)の製品を除く。 )
ヌガー・マジパン:100mg/kg
チューインガム:700mg/kg
飾り(ケーキなど)・トッピング(果物以外)・スイートソース:100mg/kg
調理済みパスタ・麺類・類似製品:100mg/kg(即席麺のみに使用。)
穀物・デンプンを主原料とするデザート(ライスプディング・タピオカプディング等):75mg/kg
パンのフィリング・パン屑を含むパンタイプの製品:6.4mg/kg(銅として。)
高級ベーカリー製品(甘味、塩味、香味のあるもの)・ミックス:75mg/kg
冷凍ミンチ・クリーム状の魚製品:40mg/kg(規格化されていない食品の場合:すり身および魚卵製品のみに使用。)
加熱調理した魚・魚製品:30mg/kg(銅として。規格化されていない食品の場合:すり身および魚卵製品のみに使用。)
軟体動物・甲殻類・棘皮動物を含む油で揚げた魚類・魚製品:40mg/kg(規格化されていない食品の場合:すり身および魚卵製品のみに使用。)
軟体動物・甲殻類・棘皮動物を含む燻製・乾燥・発酵・塩漬けの魚・魚製品 :200mg/kg(タラ科の魚の塩漬け魚および乾燥塩漬け魚に関するコーデックス規格(CODEX STAN 167-1989)に準拠する製品を除く 。乾燥フカヒレに関するコーデックス規格(CODEX STAN 189-1993)に準拠する製品を除く。 海洋および淡水魚、甲殻類および軟体動物貝からのクラッカーに関するコーデックス規格(CODEX STAN222-2001)に準拠する製品を除く。 茹でた乾燥塩漬けアンチョビに関するコーデックス規格(CODEX STAN 236-2003)に準拠する製品を除く。塩漬け大西洋ニシンおよび塩漬けスプラットに関するコーデックス規格(CODEX STAN 244-2004)に準拠する製品を除く。魚の燻製、燻製風味の魚、燻製干物に関するコーデックス規格311-2013の製品を除く。)
軟体動物・甲殻類・棘皮動物を含むマリネした・ゼリーで覆った魚類・魚製品:40mg/kg(果物、野菜、肉、魚の光沢剤、コーティング、装飾のみに使用。)
軟体動物・甲殻類・棘皮動物を含む浸漬・塩水漬け魚類・魚製品:40mg/kg(果物、野菜、肉、魚の光沢剤、コーティング、装飾のみに使用。)
サケ代用品・キャビア・その他の魚卵製品:200mg/kg(チョウザメキャビアに関するコーデックス規格(CODEX STAN 291-2010)に準拠する製品を除く。)
食品分類09.3.1-09.3.3の製品を除く、軟体動物・甲殻類・棘皮動物を含む半保存魚類・水産製品(フィッシュペースト等):75mg/kg(規格化されていない食品の場合:すり身および魚卵製品のみに使用。)
缶詰又は発酵したものを含めて、完全保存された軟体動物・甲殻類・棘皮動物を含む魚類・水産製品:500mg/kg(規格化されていない食品の場合:すり身および魚卵製品のみに使用。サケ缶詰に関するコーデックス規格3-1981の製品を除く。缶詰のエビに関するコーデックス規格37-1991の製品を除く。マグロ・カツオ缶詰に関するコーデックス規格70-1981の製品を除く。カニ肉缶詰に関するコーデックス規格90-1981の製品を除く。イワシ・イワシタイプ缶詰に関するコーデックス規格94-1981の製品を除く。ナガスクジラ缶詰に関するコーデックス規格119-1981の製品を除く。)
卵ベースのデザート(カスタード等):300mg/kg(乾燥成分・乾燥重量・乾燥ミックス・濃縮物ベース。)
その他の糖類・シロップ(キシロース、メープルシロップ、シュガートッピング等):64mg/kg(銅として。)
調味料:500mg/kg
マスタード:500mg/kg
スープ・ブロス :400mg/kg(Codex stan 117-1981 規格で指定された製品には、食品添加物 INS 141(i) のみを使用)
ソース・ソース様製品:100mg/kg(魚醤に関するコーデックス規格(CODEX STAN 302-2011)に準拠する製品を除く。)
食品サプリメント:500mg/kg(表面処理のみに使用。)
「スポーツ」、「エネルギー」、又は「電解質」飲料、及び粒子を含む飲料などの水を主原料とするフレーバー付き飲料:300mg/kg(消費者提供ベース。)
ジャガイモ・穀物・穀物粉・デンプンベースのスナック菓子:350mg/kg
コーティングされたナッツ・ナッツミックス(乾燥果実等との)を含む加工ナッツ:100mg/kg
魚類を主原料とするスナック:350mg/kg
挽いたオーツ麦を含む朝食用シリアル(押し出し・パフ・果物風味の朝食用シリアルを除く):必要最小量。

【使用基準出典元 URL】
http://www.fsi.org.vn/pic/files/24_2019_tt-byt_360857.pdf

【成分規格】
定義:草、アルファルファ、イラクサおよび他の植物材料を溶媒で抽出することによって得られた製品に有機銅塩を加えることによって得られる。 溶剤を除去した製品には、カロテノイドやワックス、脂肪などの他の色素が含まれている。 主な色素は銅フェオフィチンである。 抽出には、アセトン、ジクロロメタン、メタノール、エタノール、プロパン-2-オール、ヘキサンの溶媒のみが使用できる。
化学式:銅フェオフィチンa(酸性型)C34H32Cu N4O5 銅フェオフィチンb(酸性型)C34H30Cu N4O6
溶解性:水に不溶。アルコール、ジエチルエーテルに可溶; クロロアルカン、炭化水素、非揮発性油に可溶。
分光分析:100℃、1hr乾燥試料A(1%,1cm)pH7.5リン酸緩衝液、波長約405nmで540以上。
銅試験:水浴上で加熱することにより、サンプルの硫酸灰分(1 gのサンプルを使用、方法I)を10mlの希塩酸TSに溶解する。 溶液が透明でない場合はろ過し、水で10mlに希釈する。 この溶液を試験調製物として使用する。試験調製物5mlにアンモニアTSを加えて溶液をアルカリ性にすると、青い色が呈される。上記の試験調製物5mlに、1000分の1のジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム溶液0.5mlを加えると茶色の沈殿物が形成される。
ナトリウム試験:合格。
カリウム試験:合格。
塩基性着色料:試験管内の試料の0.5%水溶液5 mlに、1N塩酸1mlを加え、ジエチルエーテル5mlを加え、 完全に混合し、分離させると、 エーテル層は淡い緑色よりも暗くならない。
残留溶媒-アセトン、メタノール、エタノール、プロパン-2-オール、ヘキサン :50.0mg/kg以下(単独・合計)。

【成分規格出典元 URL】
https://www.eurofins.vn/media/311702/qcvn-4-10-ph%E1%BA%A9m-m%C3%A0u.pdf


  • 作成日: 2022.12.02
  • 更新日: 2024.01.23