【英名】
Titanium Dioxide

【INS番号】
171

【使用基準】
＜使用不可食品＞
新鮮な生肉、魚介類、豆、野菜、果物、味噌、醤油、海藻、茶。
＜上記以外の全ての食品＞
実際に必要な量で使用可。

【使用基準出典元 URL】
https://law.moj.gov.tw/ENG/LawClass/LawAll.aspx?pcode=L0040084

【成分規格】
本品は、硫酸塩または塩化物プロセスのいずれかによって生成される。処理条件によって、最終製品の形状（アナターゼまたはルチル構造）が決まる。硫酸塩プロセスでは、硫酸を使用してイルメナイト（FeTiO3）またはイルメナイトとチタンスラグを分解する。一連の精製ステップの後、分離された二酸化チタンは最後に水で洗浄され、煆焼され、微粉化される。塩化物プロセスでは、塩素ガスが還元条件下でチタン含有鉱物と反応して無水四塩化チタンを形成し、その後、直接熱酸化または気相での蒸気との反応によって精製され、二酸化チタンに変換される。あるいは、濃塩酸をチタン含有鉱物と反応させて四塩化チタンの溶液を形成することができ、これは次にさらに精製され、加水分解によって二酸化チタンに変換される。二酸化チタンはろ過され、洗浄され、そして煆焼される。製品の技術的特性を改善するために、二酸化チタンを少量のアルミナおよび/またはシリカでコーティングすることができる。
定量値：99.0%以下（乾物ベース、酸化アルミニウムおよび二酸化ケイ素を含まない）。
溶解性：水、塩酸、希硫酸、有機溶剤に不溶、フッ化水素酸と熱濃硫酸にゆっくりと溶解する。
確認試験：本品0.5gに硫酸5mLを加え、硫酸の煙が出るまで穏やかに加熱してから冷却し、水で約100mLに注意深く希釈し、ろ過する。 この透明なろ液5mLに、過酸化水素を数滴加えると、 すぐに橙赤色が現れる。
乾燥減量：0.5％以下（105℃、3hr）
強熱残分：1.0%以下（800°、乾物ベース）。
酸化アルミニウムおよび/または二酸化ケイ素：2%以下（単独・合計）。
酸可溶物：0.5%以下。アルミナまたはシリカを含む製品の場合1.5%以下。
水溶物：0.5%以下。
0.5N塩酸可溶不純物：アンチモン2mg/kg以下、ヒ素1mg/kg以下、カドミウム1mg/kg以下、鉛10mg/kg以下。
水銀：1mg/kg以下。

【成分規格出典元 URL】
https://law.moj.gov.tw/ENG/LawClass/LawAll.aspx?pcode=L0040084